第28章手放して先に進む

ブリエルの顔はさらに蒼白になった。彼女は信じられないといった様子でチェイスを見つめ、今にも倒れそうにふらついた。

だが、チェイスは彼女を見ようとしなかった。あるいは、見る勇気がなかったのかもしれない。

彼の視線はセリーナに釘付けになっていた。「ほら、これで満足か?」

セリーナは答えなかった。

ブリエルは涙を流しながら、膝立ちのまま這うようにしてセリーナの足元にすがりついた。「ロスウェルさん、どうか私をクビにしないでください。幼い頃に両親を亡くして……私には祖母しかいないんです。祖母はもう七十歳で、体も弱くて。毎月の薬代だけでも膨大な額になるんです」

彼女の声は絶望でひび割れていた。「...

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